NISAで積立インデックス投資をするメリット|先輩に聞かれて気づいた「知っているようで知らない」話
職場の先輩にNISAのやり方を聞かれた。情報が溢れていても、詳しく理解している人は少ない。NISAで積立インデックス投資をする3つのメリットをわかりやすく解説します。
先日、職場の先輩から「NISAってどうやるの?」と聞かれました。
正直、少し驚きました。情報がこれだけ溢れている時代に、まだ知らない人がいるのか——ではなく、「知っている」と思っていた人でも、実はよくわかっていないのだと気づいたからです。
先輩はNISAという言葉は知っていた。でも「何を買えばいいのか」「なぜ得なのか」は説明できなかった。
それは、私が7年前に投資を始めたときと同じ状態でした。
そもそもNISAとは何か
NISAとは、投資で得た利益に税金がかからない口座のことです。
通常、株や投資信託で利益が出ると約20%の税金がかかります。10万円の利益なら2万円が税金で引かれ、手元に残るのは8万円。
NISAを使うと、この税金がゼロになります。
| 通常口座 | NISA口座 | |
|---|---|---|
| 10万円の利益 | 手取り8万円 | 手取り10万円 |
| 100万円の利益 | 手取り80万円 | 手取り100万円 |
利益が大きくなるほど、差は広がります。長期投資と相性がいいのはこのためです。
インデックス投資とは何か
NISAで何を買うか、という話です。
インデックス投資とは、市場全体に分散して投資する方法です。
たとえば「S&P500」は、アメリカの代表的な500社をまとめて買うようなイメージです。Apple、Microsoft、Amazonなど名だたる企業をひとつの商品で保有できる。
個別の会社を選ぶ必要がないので、初心者でも始めやすい。そして、長期で見ると世界経済の成長がそのままリターンになるという考え方です。
積立にする理由
一度にまとめて買うのではなく、毎月一定額を積み立てていく方法です。
これには「ドルコスト平均法」という効果があります。
| 月 | 価格 | 購入口数 |
|---|---|---|
| 1月(高い) | 1万円 | 1口 |
| 2月(安い) | 5,000円 | 2口 |
| 3月(普通) | 8,000円 | 1.25口 |
毎月同じ金額を買い続けると、価格が安いときに自動的にたくさん買えます。高いときに買いすぎるリスクが減る。
相場を読む必要がないので、投資の知識がなくても続けられます。
3つのメリットをまとめると
① 利益に税金がかからない 長期で積み立てるほど、この恩恵は大きくなります。
② 分散投資でリスクを抑えられる 一社の株を買うより、世界中の何千社に分散する方が、一つの会社が倒れてもダメージが小さい。
③ 続けるだけでいい 積立設定をしたら、あとは放置でOK。毎月自動で買い付けが進むので、日々の相場を気にする必要がありません。
先輩に伝えた一番シンプルな説明
「毎月1万円を、世界中の会社に自動で分散投資して、利益に税金もかからない仕組み」
これだけです。
難しく考えすぎなくていい。証券口座を開いて、積立設定をして、あとは放置する。それだけで7年後、10年後の自分の資産が変わります。
私自身、7年間続けてきて実感しているのは「始めた日が一番若い日だった」ということです。
先輩のケース:月5万円の保険料という現実
話を聞いていたら、先輩は夫婦合わせて月5万円ほど保険に払っているとのことでした。
年間60万円です。
NISAの積立上限は年間120万円(つみたて投資枠)。保険料を半分でも見直せれば、その分をまるごと投資に回せる計算になります。
私自身も、妻の保険を見直したタイミングで浮いた保険料をNISA積立に変えました。「保険を減らしてNISAを増やす」は、家計改善の中でも効果が大きい動きだと感じています。
投資を増やしたいと思ったとき、投資額を増やす前にまず固定費を見直すのが順番として正しい。毎月の支出を減らすことが、投資余力を作る一番の近道です。
👉 子どもが生まれたら保険を見直すべき理由 👉 固定費を見直して月5万円削減した話
まとめ|NISAは「知っている」より「始めている」人が得をする
NISAは制度として存在しているだけでは意味がありません。実際に口座を開いて、積立設定をして、続けることで初めて機能します。
先輩との会話で気づいたのは、知識がないから始められないのではなく、始め方がわからないから止まっている人が多いということ。
まず口座を開く。商品はS&P500かオルカン(全世界株式)を1本選ぶ。毎月の積立額を決める。
それだけで十分なスタートです。