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お金と暮らしのブログ
投資2026-04-26

最高益から−200万円の暴落を経験して気づいた|投資先への理解が握力を作る

コロナショック・トランプショックという2回の暴落を経験した実体験を公開。最高益から−200万円の下落が出ても売らずに済んだのは、長期投資前提で投資先への理解を深めていたから。生活防衛資金だけでなく「投資の中身を知っているか」が握力の本質だと気づいた話を実額ベースでお伝えします。

「暴落が来たら、自分は本当に売らずに耐えられるのか?」

投資を始めたばかりの頃、これが一番不安でした。 ネットでは「長期投資が正解」「暴落は買い場」と言われますが、実際に自分のお金が大きく減る瞬間にどう感じるかは、経験するまで分かりません。

私は7年間のインデックス投資の中で、コロナショック(2020年3月)トランプショックという2つの大きな暴落を経験しました。 特にトランプショック時は、含み益のピークから−200万円ほど評価額が落ちた瞬間がありました(赤字に転落したわけではありませんが、ピークと比べた目減り幅としては大きな経験です)。

それでも、1株も売らずに持ち続けることができました。 なぜそれが可能だったのか——「生活防衛資金があったから」だけでは説明しきれない、もうひとつの理由を、この記事では正直にお伝えします。

我が家の暴落体験を時系列で

時期 出来事 当時の状況
2020年3月 コロナショック 投資額がまだ少額。ダメージは小さかった
2024年8月 日経平均急落 数日で大きく回復
2025年 トランプショック(関税ショック) 投資額が大きくなったタイミング。最高益から −200万円の暴落を経験

7年積み立て続けてきて、**「初めて投資の重みを実感したのはトランプショックだった」**というのが正直な感想です。

コロナショック:少額だったから「経験できてラッキー」だった

2020年3月、コロナショックで世界の株式市場は急落しました。 その時、私はまだ投資を始めて間もない頃で、投資額は数十万円〜数百万円程度。

正直に言うと、ダメージはそこまで大きくありませんでした

含み損が出ても、金額として見ると「数万円〜十数万円」レベル。 家計を脅かすほどの規模ではなかったので、「これが噂の暴落か」と冷静に観察する余裕がありました。

そして、当時すでに「インデックス投資は長期で右肩上がり」という前提を信じていたので、むしろ買い増しチャンスだと感じて積立を継続しました。

結果として、コロナショック後の数年で資産は大きく増えました。

少額のうちに暴落を経験できたのは、本当に運が良かった。

これが、後の暴落で冷静でいられた**「最初の予防接種」**になったと思っています。

トランプショック:含み益が一気に200万円目減りした衝撃

問題は、投資額が育ってきてから経験する暴落です。

2025年のトランプショック時、我が家の投資資産は2,000万円を超える規模に育っていました。 そこに襲ってきた急落で、含み益のピークから一気に200万円ほど評価額が目減りしました。 ※元本割れ(含み損)にはなっていません。あくまで「最高益から−200万円の下落」です。

200万円という金額は、働いて稼ぐとなると半年〜1年がかりの数字です。 それが、たった数週間〜数ヶ月で消えていく感覚は、想像以上に重かったです。

まだ含み益は残っている」と頭では分かっていても、ピークから200万円減るというのは、「あの時利確しておけば…」という雑念が一瞬よぎる経験でした。

心の動き:完全に冷静ではなかった

正直に書きます。 完全に冷静だったかと言われると、嘘になります

  • ニュースを開く頻度が増えた
  • 「もしかしてここから半値になる?」という最悪のシナリオが頭をよぎった
  • 過去の暴落データを再度調べ直した

それでも、売却ボタンには指を伸ばさなかった。 ガチャガチャと売買して疲弊した過去があるからこそ、「動かない」という決断を強くできました。

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「売らずに済んだ理由」を冷静に分解すると

なぜ最高益から−200万円の下落でも握り続けられたのか。 振り返ってみると、理由は 2つの軸 に分けられます。

軸1:生活防衛資金(家計の土台)

これは大前提として必要です。 我が家は 生活費の6ヶ月分(120万円) を生活防衛資金として現金で確保していました。

→ 詳しくは:生活防衛資金はいくら必要?共働き世帯が120万円に決めた理由と計算方法

「生活費が危ない」という追い詰められた状況だと、人は冷静な判断ができません。 土台があるから、相場の上下を生活と切り離して見られるのです。

軸2:投資先への理解(メンタルの土台)

これが今回お伝えしたい本質です。

私は7年間インデックス投資を続ける過程で、自分が買っている商品が「何を意味するか」を時間をかけて理解してきました。

具体的には、

  • オルカン=世界中の優良企業数千社に分散投資している=世界経済全体の成長を取りに行く
  • S&P500=米国の大企業500社の集合=世界経済を牽引する米国の成長
  • インデックス=個別の銘柄を当てるのではなく、**「経済が長期的に成長する」**という前提に賭ける投資

これを「ふんわり知っている」レベルから、「自分の言葉で説明できる」レベルまで深めていました。

すると、暴落が来たときの感じ方が根本的に変わります。

最高益からの−200万円 = 「世界経済が一時的に縮んでいる」 という事象。 でも、長期で見れば人類は経済成長を止めない。

これが本気で腹落ちしている人は、短期の値動きで売却ボタンを押さないのです。

「投資先への理解」がない状態で買うと、必ず売る

逆に、これがない状態で投資を始めると、ほぼ確実に暴落で売ってしまいます。

「ネットで人気だから」「YouTuberが言ってたから」だけで買っている人は、自分の中に判断の軸がない。 だから、SNSで「もう終わりだ」「半値になる」という声を見かけると、それに飲まれてしまいます。

これは精神論ではなく、情報処理の問題です。 「自分の投資は何に賭けているのか」を自分の言葉で言語化できないと、外の声に判断を奪われやすくなります。

投資先への理解を深めるためにやったこと

私が7年かけて少しずつやってきたことを、3つだけシェアします。

1. 投資信託の目論見書を1回は読む

オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)やS&P500(eMAXIS Slim 米国株式)の目論見書には、

  • 何の指数に連動しているか
  • どんな国・業種・銘柄に分散されているか
  • 過去のリターンとリスクのデータ

がすべて書かれています。 **「自分が買っているものが何か」**を1回でも自分の目で確認すると、所有感がまったく変わります。

2. 過去の暴落データを見ておく

リーマンショック、ITバブル崩壊、コロナショック——過去の暴落でS&P500やオルカンがどれくらい下げて、何年で回復したかを眺めておくと、暴落時に「想定の範囲内」と思えます。

「想定外」と「想定内」では、心の余裕がまったく違います。

3. 自分なりの「なぜ」を言葉にする

「私はなぜインデックス投資をするのか?」を、自分の言葉で書いてみる。

私の場合は、

「世界経済全体が長期で成長することに賭けたい。個別の当て物はやらない。値動きに振り回されない投資を続けたい」

という言葉です。 これが揺るがない限り、暴落は「通過する季節」でしかなくなります。

暴落の経験は「資産」になる

2回の暴落を経験して感じたのは、**「これも投資の一部だった」**ということです。

順調に資産が増えるだけだと、自分のリスク許容度は分かりません。 暴落を経験して、初めて**「自分はどこまで耐えられるか」「どんな心の動きをするか」**が見えます。

そして、一度乗り越えると、次の暴落への耐性が確実に上がります。 これは、本やネットの記事を100本読むよりも、確実に身につく経験値です。

まとめ

  • コロナショック・トランプショックという2回の暴落を経験
  • コロナ時は投資額が少なく、「予防接種」として経験できたのが幸運
  • トランプショック時は投資額が大きく、最高益から−200万円の下落を経験
  • それでも売らずに済んだのは、**生活防衛資金(土台)+ 投資先への理解(メンタルの土台)**の2軸
  • 「自分が買っているものが何か」を言葉で説明できると、短期の値動きに振り回されなくなる
  • 暴落は怖いが、経験すること自体が資産になる

「長期投資が大事」とどこのブログでも言われています。 でも、長期で持ち続ける本当の力は、「生活防衛資金」と「投資先への理解」という2つの土台があって初めて生まれます。

これから投資を始める方、特に「自分は暴落で売ってしまいそう」と不安な方の参考になれば嬉しいです。


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サボテン|蓄財サボテン

中小企業のブルーカラー会社員。妻・娘との3人暮らし。特別な才能も高収入もないけれど、7年間地道に投資を続けて総資産約2,000万円を達成。世帯年収約800万円・共働き。現在はマイホームを探しながら、家計管理・NISA・iDeCo・住宅ローン戦略をリアルタイムで発信しています。

※ 本記事は個人の体験・見解に基づくものです。特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資の判断はご自身の責任のもとで行ってください。
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