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蓄財サボテン
失敗しながらの蓄財日記
家計の土台公開日:2026-08-19

教育資金と住宅資金を混ぜない|我が家の3つの財布

教育資金を貯め始めたいけれど、住宅資金と同じ口座・同じ商品でいいのか。我が家は口座と銘柄で完全に分けています。住宅資金はNISAでS&P500、教育資金は特定口座でオルカン月2万円と、子ども名義の口座に現金で月1万円。分け方と、その理由を書きます。

目次

子どもの教育資金を貯め始めたい。でも、住宅資金と同じ口座に入れていいのか、同じ商品でいいのか。

我が家の答えは「分ける」でした。しかも口座を分けるだけでなく、買う銘柄まで変えています。手間が増える分け方をあえて選んだのには、理由があります。

先に結論

  • 我が家は住宅資金・教育資金・老後資金を、口座と銘柄で分けている
  • 教育資金は特定口座でオルカン月2万円と、子ども名義の口座に現金で月1万円
  • 銘柄を分けているので、値動きも管理も混ざらない

商品の選び方の話ではありません。財布の分け方の話です。

なぜ財布を分けることにしたのか

まず、分けようと思った理由から書きます。

住宅資金と同じ枠で運用すると、教育資金がいくらあるか見えなくなる

我が家の住宅資金は、NISAで運用しています。

もし教育資金も同じNISAの枠に入れて、同じ商品を買っていたらどうなるか。評価額は1つの数字にまとまります。そこから「このうち教育資金はいくらか」を取り出すには、自分で記録を付けて計算するしかありません。

積み立てている間はまだいいのです。問題は、住宅の判断をするときでした。手元の資産を見て「これだけあるなら買える」と考えたとき、その中に教育資金が混ざっていたら、判断を間違えます。

「削って住宅資金に回した」と誤解されたくなかった

もう1つ、書いておきたい理由があります。

我が家は20年後に6,000万円の家を現金一括で買う計画を立てて、その進捗を公開しています。目標額が大きいので、達成を急げば教育費を削るという選択肢も理屈の上では出てきます。

そこは最初から遮断しておきたかった。教育資金には手を付けないと決めたうえで、残りで住宅の計画を立てる。この順番を、自分たちにも読んでいる方にもはっきり示しておきたかったのです。

口座と銘柄が分かれていれば、削っていないことが数字で分かります。

読者代表キャラ さぼこさぼこ

同じ口座でも、家計簿で分けて記録すればいいんじゃないの?

筆者サボテンサボテン

それでもいいと思う。ただ我が家は、記録を続ける自信がなかった。器を分ける方が確実だった。

我が家の3つの財布

では、実際にどう分けているか。3つに分かれています。

住宅資金:NISAでS&P500

1つ目は住宅資金です。NISAで、S&P500のインデックスファンドを買っています。

つみたて投資枠と成長投資枠のどちらもS&P500で、枠によって商品は変えていません。非課税の枠は、この住宅資金に使うと決めています。原資の作り方や、年の初めにまとめて入れてきた経緯はNISAは年初一括か積立分割か特定口座のVYMを売って新NISAへに書きました。

教育資金:オルカンを特定口座で月2万円

2つ目は教育資金の投資分です。特定口座で、オルカン(全世界株式)を月2万円積み立てています。

ここで大事なのは、住宅資金とは違う銘柄を選んでいることです。同じインデックスファンドでも、S&P500とオルカンでは値動きが違います。証券会社の画面を開いたとき、銘柄が違えば一目で「これは教育資金の方だ」と分かります。

口座を分けるだけでは足りないと考えたのは、この一目で分かる状態を作りたかったからです。

教育資金(もう一枠):子ども名義の口座に現金で月1万円

3つ目も教育資金ですが、こちらは投資ではありません。子ども名義の口座に、現金で月1万円を入れています。

投資分とは別に、値動きしないお金も置いておきたかったからです。相場が下がっている時期に使う場面が来ても、こちらは金額が変わりません。

投資と現金を分けたうえで、さらに教育資金と住宅資金を分ける。財布が3つになったのは、この2軸で分けた結果です。

なぜ教育資金は特定口座なのか

ここは疑問に思われるところだと思います。非課税のNISAがあるのに、なぜ課税される特定口座で教育資金を運用しているのか。

NISA枠は住宅資金に使うと決めているので、教育資金には回さない

答えは単純で、NISAの枠を住宅資金に割り当てているからです。

NISAには年間の投資枠の上限があります。我が家はその枠を住宅資金で使い切っているので、教育資金の分は入る余地がありません。だから特定口座になりました。

税制上どちらが有利かを比べて選んだわけではありません。枠の配分をそう決めた、という話です。この配分が我が家にとって最適かどうかも、正直なところ検証していません。

特定口座でも、口座と銘柄を分けていれば管理は混ざらない

そのうえで、実務的な不便はほとんど感じていません。

教育資金として買っているのはオルカンだけです。証券会社の画面を見れば、オルカンの評価額がそのまま教育資金の投資分になります。計算も記録も要りません。

課税口座であることと、目的別に管理できることは別の話でした。器の名前より、中身が見分けられるかどうかの方が、日々の管理には効いています。

現金の口座を残している理由

3つ目の財布についても、もう少し書きます。

全部を投資に回さない。使う時期が決まっているお金だから

住宅資金と教育資金では、性格が違うところがあります。使う時期が決まっているかどうかです。

住宅資金は、届かなければ買う時期をずらせます。実際、我が家の計画は20年後を目標にしていて、届かなければ時期や条件を見直すつもりです。

教育資金はそうはいきません。進学の時期は動かせません。そのタイミングで相場が下がっていても、待つという選択が取りづらい。だから全額を投資に回さず、現金の枠を残しています。

子ども名義にしているのは、分けて見える形にしたかったから

現金の方を子ども名義の口座にしているのも、同じ考え方です。

親の口座に入れておくと、生活費の残高と並んで表示されます。金額が同じでも、混ざって見える状態は避けたかった。名義を分ければ、意図せず使ってしまうこともありません。

読者代表キャラ さぼこさぼこ

3つも管理するの、大変じゃない?

筆者サボテンサボテン

逆なんだ。分けたから、毎月どこに何を入れるか考えなくてよくなった。

財布を分けても、家計全体では一つ

ここまで「分ける」話を書いてきましたが、誤解のないように補足します。

特別費の満水線とは別枠

我が家には、これとは別に特別費の枠があります。

車検や家電の買い替えなど、不定期に来る支出に備える現金です。満水線300万円という一本の線で管理していて、教育資金とは完全に別です。教育資金を特別費に流用することも、その逆もありません。

老後資金もまた別で、iDeCoで積み立てています(共働き夫婦のiDeCo活用)。目的ごとに器を用意しているのは、教育資金だけの話ではありません。

分けているのは口座と銘柄で、家計の判断はいつも全体で見ている

一方で、家計の判断まで分けているわけではありません。

毎月いくら投資に回せるか、どこを削るかを決めるときは、必ず家計全体で見ます。実際、保育料が上がったときはiDeCoの掛金を減らしました。全体で見て、優先順位の低いところから調整しています。

分けているのは、お金の置き場所と商品です。判断は全体で、管理は目的別で。この二段構えが、我が家には合っていました。

まとめ|「混ぜない」は、迷わないための仕組み

整理します。

我が家は3つの財布を持っています。住宅資金はNISAでS&P500。教育資金の投資分は特定口座でオルカンを月2万円。教育資金の現金分は、子ども名義の口座に月1万円です。

口座だけでなく銘柄まで分けているので、証券会社の画面を開けば、どれがどの目的のお金かが一目で分かります。計算も記録も要りません。教育資金を削って住宅に回す、といったことも起きません。

ただ、この分け方をおすすめするつもりはありません。口座を分けるかどうかは、その家庭の管理のしやすさ次第だと思います。1つの口座でも、記録を続けられる方なら混ざりません。我が家が器を分けたのは、記録を続ける自信がなかったからです。

商品をどう選ぶかは、また別の話になります。教育資金を学資保険と投資のどちらで備えるかを比べた記録は学資保険vs新NISA、教育費はどちらで備える?に書きました。

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サボテン|蓄財サボテン𝕏 @chikuzaisaboten

中小企業のブルーカラー会社員。妻・娘との3人暮らし。特別な才能も高収入もないけれど、7年間地道に投資を続けて総資産約2,000万円を達成。世帯年収約800万円・共働き。いまは賃貸のまま、20年後の現金一括購入を目指しています。家計管理・NISA・iDeCo・住宅資金づくりをリアルタイムで発信しています。

※ 本記事は個人の体験・見解に基づくものです。特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資の判断はご自身の責任のもとで行ってください。
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