ボーナスは貯金と投資どっち?|我が家は「順番」で決めています
ボーナスは貯金と投資どっちに回すべきか。我が家は「どっちか」ではなく、入れる順番を先に決めています。特別費の満水線まで入れて、あふれた分を投資用の待機資金へ。二択で迷っている方に、我が家の振り分け方を書きます。
夏のボーナスは、貯金と投資のどっちに回すべきか。毎年この時期になると、我が家でも一度は話題になります。
ネットには「貯金派」の記事も「投資派」の記事もあります。どちらも言い分は分かる。でも、我が家の家計でどう判断すればいいのかは、二択の記事を読んでも決まりませんでした。
先に結論
- 我が家はボーナスを「どっちか」ではなく順番で振り分けている
- まず特別費の満水線300万円まで。あふれた分は投資用の資金へ
- NISAの積立枠は年初に埋めてあるので、賞与は土台と待機資金に使う
そこで我が家がやめたのが、「貯金か投資か」で考えることでした。代わりに何をしているかを書きます。
✓この記事でわかること
「貯金か投資か」の二択で考えるのをやめた
まず、なぜ二択で考えるのをやめたのかを書きます。
どちらが正解かは、家計の土台ができているかで変わる
貯金と投資、どちらが正解かは、その家の状態によって変わります。
土台となる備えがまだ薄い家なら、貯金を厚くするのが先です。土台がすでにできている家なら、投資に回す割合を増やせます。同じ「ボーナスの使い途」でも、家計のどの段階にいるかで答えが変わる。だから「どっちが正解」という問いは、我が家にはうまく当てはまりませんでした。
我が家は金額ではなく「順番」を先に決めている
そこで我が家が決めたのは、いくら貯金していくら投資するか、という金額の配分ではありません。
先に決めたのは、お金を入れる順番です。どこから満たしていくかを決めておけば、賞与が出るたびに配分で悩まずに済みます。金額は年によって変わっても、順番は変わらない。この考え方に切り替えてから、ボーナスの使い途で迷わなくなりました。
でも、投資は早く始めたほうが有利なんだよね?貯金を優先して大丈夫なの?
我が家のボーナスの振り分け順
ここからは、我が家が実際に決めている順番です。
まず、特別費の満水線300万円まで入れる
最初に入れるのは、特別費です。
我が家は特別費を「満水線300万円」という一本の線で管理しています。今は200万円からスタートして、年内に300万円へ届くかどうか、という途中段階です。だから今年のボーナスは、まずこの満水線を満たすことを優先しています。特別費の考え方は特別費はいくら貯めればいい?|我が家は「満水線300万円」で内訳表をやめましたに書きました。
生活防衛費200万円には足さないし、触らない
次に、生活防衛費です。ここは「足さない」というのが我が家のルールです。
生活防衛費は200万円で固定していて、賞与で増額することはしません。もちろん、取り崩すこともしません。収入が途絶えたときの備えとして、金額を動かさず置いておく層だからです。詳しくは生活防衛資金はいくら必要?子あり共働きの我が家が200万円に決めた理由に書いています。
NISA枠は年初一括で埋めてあるので、積立の上乗せはしない
3つ目に、投資です。ここも今年は賞与を上乗せしません。
我が家は今年のNISA枠を、年初に一括で埋めてあります。年間の投資は年初の段階で計画通り進んでいるので、賞与で積立を上乗せする必要がない。だからボーナスは、投資そのものより、投資を支える土台と、次に書く待機資金に向けています。
満水線を超えた分は「投資用の待機資金」にする
特別費の満水線が満ちたら、そこから先の余剰をどうするか。ここが我が家のもうひとつの工夫です。
余剰はすべて投資用の資金に回す予定にしている
満水線を超えた分は、すべて投資用の資金に回す予定です。
土台が満ちた状態で余ったお金は、暮らしのためにはもう必要のないお金です。それは投資へ向ける。「守りが満ちたら、あとは攻めに回す」という順番を、ここでも守っています。
定額の積立とは別に、現金のままプールしておく
ただし、すぐに全額を投資するわけではありません。
定額の積立は年初計画のまま淡々と続けます。それとは別に、この余剰は投資用の現金としてプールしておきます。すぐ投信を買うのではなく、現金のまま待たせておく、という置き方です。
相場が大きく下がったときの買い増しに使う。溜まりすぎたら一部を投資へ
プールした現金の使い道は、相場が大きく下がったときの買い増しです。
暴落が来たときに動ける現金を持っておきたい、という考えです。もし待機資金が溜まりすぎてきたら、そのときはある程度の額を投資に回します。現金のまま抱えすぎるのも、それはそれで機会を逃すからです。
ここは正直に留保を書きます。下がったときに買い増す方法が、淡々と積み立てるより有利になる保証はありません。買おうと待っている間に相場が上がり続ければ、機会損失になる可能性もあります。
我が家がこの形にしているのは、儲けを狙うためではありません。暴落のときに狼狽して売らずにいられる、自分たちの性格の担保としてです。
この順番にしている理由
最後に、なぜこの順番なのかを書きます。
賞与は「土台を早く完成させるお金」だと考えている
我が家にとって、ボーナスは毎月の生活費とは役割が違うお金です。
毎月の積立が「コツコツ育てるお金」なら、賞与は「土台を早く完成させるお金」です。まとまって入るからこそ、満水線のような目標のある層を一気に近づけられる。日常では埋めきれない土台を、賞与でぐっと引き上げる。そういう位置づけにしています。
暴落のときに動けるのは、現金と土台があるからだった
なぜ現金の余裕を残すのかには、経験の裏付けがあります。
我が家は2025年の下落局面で、最高益から約200万円下がっても売りませんでした。売らずにいられたのは、生活防衛費と特別費という土台があり、暮らしと相場を切り離して見られたからです。この経験は含み損に耐えられない人へ|最高益−200万円でも売らなかった握力の話に書きました。
土台と現金があるから、下がっても慌てない。この実感が、順番の背骨になっています。
我が家のやり方であって、積立に上乗せする方が合う人も多い
最後に、これは我が家のやり方だと正直に書いておきます。
賞与もそのまま積立に上乗せして、淡々と投資額を増やしていく。そのほうがシンプルで、迷いも少ない。待機資金を持つより、この形が合う人も多いと思います。我が家が順番と待機資金を選んでいるのは、暴落時に動じない仕組みを重視しているからで、万人向けの正解ではありません。
まとめ|順番を決めれば、ボーナスで迷わない
我が家はボーナスを「貯金か投資か」で決めず、入れる順番で振り分けています。まず特別費の満水線まで、生活防衛費は触らず、NISA枠は年初に埋め済み。満水線を超えた分は、投資用の待機資金としてプールし、暴落時の買い増しに備えます。
金額の配分は年によって変わっても、順番は変わりません。この順番があるから、賞与が出るたびに「貯金か投資か」で悩まずに済んでいます。使い途に迷っている方の、考え方のひとつになれば嬉しいです。