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蓄財サボテン
お金と暮らしのブログ
投資2026-03-18

世帯年収800万・共働き30代が7年で資産2,000万円を作った方法

共働き30代会社員が7年間で個人資産2,000万円(元本1,100万円・運用益900万円)を達成した実録。新NISA・iDeCo・特定口座の積立額の変遷、結婚・転職・育休・出産の各フェーズでの判断、現在の手取り約32万円の家計内訳まで実額で公開します。

30歳目前、貯金はそこそこあったけど投資はゼロ。正直、お金のことは苦手でした。

そこから7年間、難しいことは何もせず、ただ淡々と積み立てを続けた結果、私個人の資産は約2,000万円になりました。元本約1,100万円、運用益約900万円。運用益が元本の8割超を占めています。

結婚・妻の転職・育休・出産と、家計のフェーズは何度も変わりました。妻の現金積立は途中でゼロに、私のiDeCo掛金も2026年4月から月5,000円まで減らしています。今は手取り約32万円のうち約9割以上が固定的な支出に充てられる、ぎりぎりの状態です。

それでも、投資だけは止めずに続けています。今回は、特別な才能も高収入もない一会社員が、どうやって7年で2,000万円まで積み上げたのか、各フェーズの実額を全部公開します。

7年間の資産推移と積立額の変遷

まず最初に、7年間で資産がどう増えていったかを年表でまとめます。

ライフイベント 主な投資内容 月間投資額(目安)
2018 独身・投資デビュー ビットコイン・イーサリアム計50万円
2019 暗号資産から撤退・つみたてNISA開始 セゾン投信でつみたてNISA(月1.5万) 約1.5万円
2020 iDeCo開始 つみたてNISA+iDeCo(満額月2.3万) 約3.8万円
2021 独身で積立を継続 同上 約3.8万円
2022 結婚1年目 同上 約3.8万円
2023 妻が2回転職→現職に定着・S&P500へ方針変更 楽天証券へ移行しつみたてNISA満額化+SBI証券の特定口座でVYM一括購入(7月・約650万円) 約5.6万円+スポット
2024 新NISA開始 つみたて月10万+成長枠年初一括240万円 iDeCo満額
2025 出産・育休 つみたて月10万+成長枠年初一括240万円 iDeCo満額
2026 保育園入園・iDeCo減額 つみたて年初一括120万+成長枠年初一括240万円(VYM売却原資) iDeCo月5,000円

ポイントは、ライフイベントで「金額の調整」はしても「投資自体は止めなかった」ことです。

育休に入ったとき、保育園に入園したとき、いずれも家計は厳しくなりました。それでも積立をゼロにしなかったのは、一度止めた習慣を再開するハードルの高さを知っていたからです。

iDeCoの掛金を月2.3万円から月5,000円に減らしたときも、「ゼロにしない」ことだけは死守しました。月5,000円でも、口座を生かしておけば、家計に余裕が戻ったタイミングですぐに増額できます。

フェーズ①:独身〜結婚初期(2018〜2022年)

投資ゼロから「インデックス投資の基礎」を築いた時期

2018年、30歳目前で初めて投資を始めました。最初は当時話題だったビットコインとイーサリアムに計50万円を投入。結果は値動きに翻弄されて精神的にも疲弊し、損はしないギリギリで撤退しました(このあたりは ビットコインに50万円突っ込んで気づいた話 で詳しく書いています)。

そこから2019年に方針転換し、セゾン投信のつみたてNISAを月1.5万円から開始。翌2020年にはiDeCo(満額・月2.3万円)も加えました。当初は少額でしたが、これが現在まで続く「淡々と積立」スタイルの原型です。なお、S&P500中心へ方針を変えて楽天証券に移し、つみたてNISAを満額(月3.3万円)まで引き上げたのは2023年のことです。

結婚初年度は「夫婦で月10万円の現金積立」もできていた

2022年に結婚。妻は当時、転職前で今より年収が高く、家計的には一番余裕のある時期でした。

我が家は最初から「担当の支払い分野を分ける、それ以外は干渉しない」スタイル。お互いの収入は別管理で、合意した家賃・光熱費などをそれぞれが負担し、残りは自由に使うルールにしていました。

このフェーズでは、私の月3.8万円ほどの投資(つみたてNISA+iDeCo)に加えて、夫婦合算で月10万円ほどの現金積立もできていました。妻もNISAは未開始でしたが、現金積立を月4万円ペースで続けていました。

正直、贅沢はしていませんでしたが、お互いの「自由に使えるお金」は今より明らかに多かった時期です。

フェーズ②:妻の転職〜新NISA(2023〜2024年)

妻の年収ダウンで、家計は一段引き締めへ

結婚2年目にあたる2023年、妻が転職しました。ところが新しい職場が合わず、半年ほどで再度退職。同じ年のうちに2度の転職を経て、現在の職場に落ち着きました。

結果として、妻の年収は転職前から大きくダウン。月の現金積立4万円と、ようやく始めたNISA月1万円の積立が、家計の中で重荷になり始めました。

それでも私側の投資は維持

このタイミングで悩んだのが、私の積立を減らすかどうかでした。結論として、私のつみたてNISA・iDeCoは減らさず継続することにしました。

理由は2つ:

  • つみたてNISA・iDeCoの非課税枠は、その年に使わなければ翌年には繰り越せない
  • 共働きの強みは「片方が止めても、もう片方が続けられる」こと。せっかくの強みを活かすべき

家計の見直しは別のところで対応しました。具体的には、固定費の聖域だった保険・通信費・サブスクを片っ端から削り、月5万円ほど捻出しています(詳細は 固定費を見直して月5万円削減した話 にまとめました)。

2024年、新NISA開始で投資戦略を一段上へ

2024年に新NISAが始まったタイミングで、投資戦略を見直しました。

最大のチャレンジは、つみたて月10万円+成長投資枠を年初一括240万円という構成にしたこと。原資は、独身時代から積み上げてきた現金貯金の取り崩しでした。

「年初一括」を選んだのは、市場に資金が滞在する時間を最大化したかったから。長期で見れば、株式市場は右肩上がりで推移する前提に立てば、待つほど機会損失になります。

つみたて投資枠は月10万円ペースで、年間120万円。合計で年間360万円(新NISA満額)を消化しました。

フェーズ③:出産・育休・保育園入園(2025〜現在)

子どもが生まれて、家計は一気にぎりぎりに

2025年に第一子が誕生。育児用品・医療費・写真・行事と、想定以上にお金がかかりました。妻は育休に入り、収入はさらに減少。妻の現金積立はゼロになりました。

2026年4月からは保育園入園で月5万円の保育料がオンされ、家計はさらに引き締めが必要に。私のiDeCo掛金も月2.3万円→月5,000円に減額しました(背景は 保育園料で月5万円増えた家計 参照)。

現在の月家計の内訳(手取り約32万円)

差し支えない範囲で、私単独の月家計を公開します。

項目 金額(約) 備考
手取り 32万円 会社員・ボーナス除く月額
生活費 15万円 家賃・光熱費・水道・通信・車関連等
子育て費 5万円 生まれたてで月々の購入物が多い
投資 5.5万円 新NISA 5万円+iDeCo 5,000円(2026年4月から減額)
現金積立 4万円 生活防衛資金・スポット支出用
残り 2.5万円 余裕のない状態

手取りに対する投資・現金積立の合計比率は約30%。残り月2.5万円と、ぎりぎりだがわずかに余裕がある状態です。

2025年は特定口座のVYMを売って新NISAへ

2025年中盤から2026年初頭にかけて、特定口座で買い続けてきた米国高配当ETF「VYM」を段階的に売却(約300万円分)。その資金を、2026年初頭の新NISA成長投資枠(年初一括240万円)の原資として活用しました。

本来なら配当をNISAに再投資する想定でしたが、想定外にVYM自体が値上がりし、含み益が膨らみました。税金(約20%)を払ってでも、非課税枠に移したほうが長期的に得と判断しての売却です(詳細は 新NISAの種銭をVYMで増やした話 にまとめています)。

家計が苦しい中での年初一括投入は、独身時代の貯金取り崩し+特定口座売却益という、過去の蓄積があってこそできた選択でした。

資産2,000万円の内訳:元本1,100万円・運用益900万円

資産2,000万円の内訳をざっくり分解すると、こうなります。

区分 金額(概算) 比率
元本(自分が積み立てた累計) 約1,100万円 約55%
運用益(含み益+確定益) 約900万円 約45%
合計 約2,000万円 100%

ここで強調しておきたいのは、**運用益が元本の82%**になっていることです。7年間続けるだけで、元本がほぼ倍近くになった計算です。

口座別の内訳イメージ

2026年5月時点のSBI証券の評価額は約1,898万円、評価損益は+289万円(+19.82%)。詳しいスクリーンショットは プロフィールページ に掲載しています。

過去には特定口座のVYM等を売却して新NISAに移しているため、「これまでに得た利益の総額」は現在表示されている含み益よりも大きいのが実態です。

暴落も2回経験している

運用益900万円という結果だけ見ると順風満帆に見えますが、途中で2回大きな下落を経験しています。

  • 2020年コロナショック:投資額がまだ少なかったため、ダメージは限定的
  • 2025年トランプ関税ショック:最高益から−200万円の含み損まで下落

−200万円の下落は、当時の手取り月収の約半年分。さすがに精神的に来ましたが、売らずに保有を続けた結果、現在の含み益+289万円まで回復しています。

暴落で売らずに済んだ理由は、生活防衛資金を確保していたことに加え、「投資先(オルカン・S&P500・VYM)の中身を理解していたから」でした(詳しくは 最高益から−200万円の暴落を経験して気づいた話 へ)。

7年続けてわかった「普通の家庭が続けられる唯一の方法」

振り返ってみると、特別なことは一つもしていません。やってきたのは、シンプルにこの3つだけです。

① 生活防衛資金を最初に確保した

投資より先に、半年分の生活費を現金で持っておく。これで「下落時に売らずに耐えられる」精神的な土台ができます。詳しくは 生活防衛資金はいくら必要? にまとめました。

② 固定費を削って投資原資を生んだ

収入を増やすより、固定費を減らすほうが早くて確実。保険・通信費・サブスク・個人年金を整理して、月5万円の余剰資金を生み出しました。

③ どんなライフイベントでも「ゼロにしない」

これが一番大事だったかもしれません。妻の転職、出産、育休、保育園入園、どのフェーズでも積立額は調整しましたが、ゼロにはしませんでした。

iDeCoを月5,000円に減らしたときも、「止める」のではなく「減らす」を選びました。一度止めると、再開するときの心理的ハードルが想像以上に高いからです。

これからもやることは変わらない

マイホーム購入を控え、これからさらに住宅ローン返済が家計に乗ってきます。それでも「ゼロにしない」というルールは変わりません。

住宅ローンとNISAの両立については 住宅ローンとNISAは両立できる? で考え方をまとめています。

まとめ|7年で2,000万円は「特別な人」だけの話ではない

もう一度、要点を整理します。

  • 個人資産2,000万円(元本1,100万円+運用益900万円)を7年で達成
  • 主役はつみたてNISA・iDeCo・新NISAの「淡々と積立」
  • 結婚・妻の転職・出産・保育園入園、すべてのライフイベントで積立額は調整したがゼロにはしなかった
  • 暴落も2回経験。売らずに保有し続けた結果、運用益が元本の8割超に
  • 現在は手取り約32万円のぎりぎりの家計だが、投資・現金積立で月9.5万円は確保

「世帯年収800万円・共働き・子持ち」というスペックは、決して特別なものではないと思っています。同じような環境の方の判断材料になれば嬉しいです。

これからも、住宅購入・教育費・老後資金と続いていくお金の課題を、引き続き実額ベースで発信していきます。

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サボテン|蓄財サボテン

中小企業のブルーカラー会社員。妻・娘との3人暮らし。特別な才能も高収入もないけれど、7年間地道に投資を続けて総資産約2,000万円を達成。世帯年収約800万円・共働き。現在はマイホームを探しながら、家計管理・NISA・iDeCo・住宅ローン戦略をリアルタイムで発信しています。

※ 本記事は個人の体験・見解に基づくものです。特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資の判断はご自身の責任のもとで行ってください。
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