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蓄財サボテン
失敗しながらの蓄財日記
家計管理2026-07-08

残価設定ローンを後悔して一括返済した話|プロと同じ買い方が我が家には合わなかった

残価設定ローンをやめたい、一括返済すべきか迷っている方へ。信頼するプロの買い方を確かめずに真似た我が家が、住宅ローンの検討を機に一括返済したら、月2万円弱の支払いが消えて家計の体感が変わりました。後悔の入口から返済後の変化までを正直に書きます。

我が家は、残価設定ローンで車を買ったことを後悔しています。そして住宅ローンの検討をきっかけに、残債を一括返済しました。

先に書いておくと、残価設定ローンという商品そのものが悪い、という話ではありません。これは、信頼できるプロが選んでいる買い方だからと、自分の家計で確かめずに真似てしまった我が家の失敗の記録です。

なぜ選んでしまったのか。何がきっかけで返したのか。返してみて何が変わったのか。「残価設定をやめたい」「このまま続けていいのか」とモヤモヤしている方の判断材料になるよう、順番に書いていきます。

✓この記事でわかること

我が家が残価設定ローンを選んでしまった経緯

まず、失敗の入口からです。

信頼できる人の「自分もこれで乗っている」に安心した

車を買ったときの担当は、昔からの知人で、信頼しているディーラーの方でした。

その方自身が残価設定ローンで車を乗り継いでいると聞いて、我が家はすっかり安心してしまいました。「車のプロが自分のお金で選んでいる買い方なら、お得に決まっている」。そう感じたのを覚えています。

深く調べずに契約したのは我が家だった

総支払額はいくらになるのか。現金一括や普通のローンと比べてどうなのか。契約満了時に何が起きるのか。

本来なら契約前に確かめるべきことを、我が家はほとんど調べずに判を押しました。信頼できる人からの提案だったことが、いつの間にか「自分で確認しなくていい理由」にすり替わっていた。ここが我が家の失敗の本質で、責任は提案した誰かではなく、確かめなかった我が家にあります。

車のプロに合う買い方と、我が家の家計に合う買い方は別だった

あとから気づいた学びがあります。その方は車の専門家であって、我が家の家計の専門家ではない、ということです。

数年ごとに新しい車に乗り換えるスタイルが仕事や生活に合う人にとって、残価設定は理にかなった選択になり得ます。でも、1台を長く乗りたい我が家の使い方と家計には合っていませんでした。「専門家本人がそうしているから、自分にも良い」とは限らない。プロの選択はその人の状況に最適化されているのであって、我が家の状況に最適化されているわけではなかったのです。

残価設定ローンの仕組みと、我が家の返済の実態

ここで、残価設定ローンの構造を我が家の実態と合わせて整理しておきます。

月々は軽く見えるが、最終支払いが待っている

残価設定ローンは、車両価格のうち「残価(数年後の下取り想定額)」を据え置き、残りだけを分割で払う仕組みです。月々の支払いが抑えられるため、「同じ車でも月々の負担が軽く見える」形で提案されることが多い買い方です。

ただし契約満了時には、残価を一括で払って車をもらう、残価を再ローンにして乗り続ける、車を返却する、の3択が待っています。我が家の場合、月々の支払いは1.8万円、据え置かれた残価は約130万円でした。

我が家は最終支払いに向けた積立を続けていた

最終月にまとまった支払いが来ることは分かっていたので、我が家はそれに向けた積立を続けていました。

つまり実態としては、毎月のローン返済と、将来の残価支払いに向けた積立の、二重でお金が出ていく状態です。家計簿の上では「月1.8万円の軽い支払い」に見えても、車のために毎月確保しているお金はそれだけではありませんでした。月々が軽く見える仕組みと、実際の家計負担は別物だった、というのが続けてみての実感です。

住宅ローンの検討が、一括返済のきっかけになった

この状態を動かしたのが、マイホームの検討でした。

車のローン完済を融資の条件とする銀行が実際にあった

住宅ローンを検討する中で複数の銀行を比較したところ、車のローンも「毎月返済義務のある借入」として見られることを実感しました。そして比較した銀行の中には、車のローンの完済を融資の条件とするところが実際にありました

これはあくまで我が家が比較した範囲での話です。条件は銀行や個々の状況によって変わるはずなので、「完済すれば審査に通る」といった一般論ではありません。ただ我が家にとっては、「車のローンを片付けてから住宅ローンに進む」という順番を決定づける出来事でした。

頭金に予定していた資金の一部を返済に回した

そこで我が家は、住宅の頭金として予定していた資金の一部を車のローン返済に回し、予定より早めに完済しました。

原資は夫婦の共同口座からです。片方が独断で決めたのではなく、二人で家計の状況を見ながら相談して決めた返済でした。大きなお金の使い道を夫婦で決める、という当たり前のプロセスを踏めたことも、後から振り返ると納得感につながっています。

理屈では分かっていた。でも実感が上回った

正直に書くと、「低金利のローンなら残して、手元資金は運用に回す方が計算上は有利」という理屈は、我が家も分かっていました。実際、以前はその考え方でいたのです。

でも住宅購入という具体的な目標を前にすると、計算以前の話でした。借入を残したまま数字上の期待値を取りにいくより、目標への障害をひとつ消して前に進む。理屈と実感が食い違ったとき、我が家は実感を取りました。

一括返済して、我が家の家計はこう変わった

返済を終えて数ヶ月、変化は想像以上でした。

月2万円弱の支払いが消えて、体感は数字以上だった

消えたのは月2万円弱の支払いです。数字だけ見れば、家計が激変するほどの金額ではありません。

でも体感は劇的でした。毎月の返済義務がひとつもない家計は、把握もやりくりも分かりやすく、借金のない生活は分かりやすくお金が貯まりやすいというのが偽らざる実感です。イールドギャップの理屈より、この心理的な軽さの方が、我が家にとっては価値がありました。

浮いた分は特別費の積み増しに回している

浮いた月2万円弱は、特別費の積み増しに回しています。

我が家の特別費は「満水線」を決めて、使ったら積立で水位を戻す方式です。次の車の買い替え資金もこの特別費から出す予定で、つまり「もう車でローンを組まないための積立」でもあります。この家計の仕組みは家を買えなかったのは幸運だった|本気の住宅購入準備で我が家の家計が強くなった話に詳しく書きました。

次の車は、割安な中古車を現金一括で買う予定

今後の車の買い方も変えました。次は割安な中古車を現金一括で買う予定です。

新車を月払いで乗る生活から、貯めてから現金で買う生活へ。車検や修繕費はかかりますが、毎月の返済義務がない状態を、車についてはもう手放さないつもりです。

自動車ローンの軽さが、「20年後の一括購入」につながった

最後に、この経験がその後の我が家の大きな方針につながった話です。

月2万円弱の自動車ローンがなくなっただけで、これだけ心理的に楽になる。だとすれば、桁の違う住宅ローンを数十年背負う負担は、相当なものになるはずです。

この実感が、我が家が「当面は賃貸で資産形成を続け、20年後の現金一括購入を目標にする」と決めた理由のひとつになりました。方針の全体像は我が家が「20年後に一括購入」を目標にした理由|モデルハウス交渉から降りて決めたことに書いています。車の失敗が、住まいの大きな方針を考える土台になった格好です。

まとめ|プロの真似ではなく、我が家の家計で決める

我が家の残価設定ローンの後悔は、商品のせいではなく、信頼できるプロの買い方を自分の家計で確かめずに真似たことにありました。住宅ローンの検討をきっかけに夫婦で相談して一括返済し、月2万円弱の支払いが消えた今、借金のない生活の貯まりやすさを実感しています。浮いた分は特別費へ、次の車は中古を現金一括で。そして自動車ローンの軽さの実感は、「20年後の一括購入」という住まいの方針にまでつながりました。

いま残価設定ローンにモヤモヤしている方がいたら、まず総支払額と自分の乗り方を確かめるところからで十分だと思います。誰かにとっての正解ではなく、自分の家計にとっての正解を選ぶ。我が家はそれを、少し高い授業料で学びました。

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サボテン|蓄財サボテン

中小企業のブルーカラー会社員。妻・娘との3人暮らし。特別な才能も高収入もないけれど、7年間地道に投資を続けて総資産約2,000万円を達成。世帯年収約800万円・共働き。現在はマイホームを探しながら、家計管理・NISA・iDeCo・住宅ローン戦略をリアルタイムで発信しています。

※ 本記事は個人の体験・見解に基づくものです。特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資の判断はご自身の責任のもとで行ってください。
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