残価設定ローンを一括返済した理由|住宅ローン審査前に借入を整理した話
月1.8万円+最終支払い130万円の残価設定ローンを抱えたまま住宅購入を目指したら、審査に影響することがわかった。一括返済を選んだ理由と、今後の車の買い方を変えた話。
車のローンについて、後悔していることがあります。
残価設定型のローンで購入してしまったことです。月々1.8万円の支払いが続き、さらに最終支払いが130万円残っている。この状態で住宅購入を目指したら、思わぬところで壁にぶつかりました。
残価設定ローンとは
残価設定ローンは、車の購入価格のうち「最終的な残価(数年後の下取り想定額)」を据え置きにして、残りの金額だけを分割払いする仕組みです。
月々の支払いを抑えられるのが特徴で、「同じ車でも月々の負担が少なく見える」という点でよく売られています。
ただし、契約満了時に選択肢は3つです。
- 残価を一括で支払って車をもらう
- 残価を再ローンに組んで乗り続ける
- 車を返却する
我が家の場合、残価が約130万円。これを最終的に一括で払うか、また借りるか、という状況です。
住宅ローン審査への影響を知った
マイホームの購入を本格的に検討し始めたとき、不動産会社から「今の借入状況を教えてください」と言われました。
住宅ローンの審査では、現在の借入の返済額が月収に占める割合(返済比率) が重要な審査基準になります。車のローンも当然含まれます。
月1.8万円の車のローンがあるだけで、審査上「毎月これだけ返済義務がある人」として計算されます。その分、借りられる住宅ローンの上限額が下がる、または審査が通りにくくなるケースがあります。
結果として、住宅購入の計画が一時的に宙に浮いてしまいました。「車のローンを先に完済しないと、住宅ローンの審査条件が整わない」という状況です。
一括返済を選んだ3つの理由
悩んだ末、車のローンを一括返済する決断をしました。
① 住宅ローン審査のために他の借入をなくす必要があった
住宅ローンを少しでも有利な条件で借りるために、返済比率を下げる必要がありました。車のローンを残したまま住宅ローンを組もうとすると、借入可能額が減るか、金利条件が悪くなる可能性がある。順番として、先に車を片付けるしかありませんでした。
② 残価設定ローンの「最終130万円」が重荷だった
月々の支払いは1.8万円と抑えられていますが、最終的に130万円が待ち構えている。これを再ローンで払うと、また数年間借金が続きます。金利も上乗せされる。「いつまでも借入が続く構造」から抜け出したかった。
③ ローンのある生活が精神的に落ち着かない
計算上の損得より、これが一番大きかったかもしれません。住宅購入という大きな決断を前にして、「他にも借入がある」という状態が常に頭の片隅にある。金利がこれから上がる可能性もある中で、固定コストをひとつでも減らしたいという気持ちが強くありました。
繰り上げ返済 vs NISAの計算はどうだったか
「金利が低いなら投資のほうが有利では」という考え方もあります。計算上はNISAに回したほうが期待値が高いかもしれません。
でも今回の判断はその計算以前の話でした。
住宅ローン審査という具体的なゴールがある以上、借入を残したまま投資を続けることに意味がありませんでした。「数字上の最適解」より「住宅購入という目標を前に進める」ことを優先した判断です。
今後の車の買い方を変える
この経験を経て、今後は中古車を一括購入する方針に変えました。
残価設定ローンを使って「月々の負担を抑えながら新車」という買い方は、結果的に長期にわたる借入と最終的な大きな支払いを生みます。住宅ローンのような長期の大きな借入を将来的に考えるなら、車のような耐久消費財にローンを使うのは得策ではないと感じています。
中古車を一括で買えば、月々の固定費がゼロになります。車検や修繕費はかかりますが、ローン返済という毎月の義務がなくなるだけで、家計の自由度が大きく変わります。
まとめ|「借入のある生活」の落ち着かなさは本物だった
車のローンと住宅購入が重なって初めて、「複数の借入を同時に抱えること」の重さを実感しました。
計算上の損得だけで判断するなら、低金利なら投資優先・高金利なら返済優先というシンプルな答えになります。でも実際には、借入が家計の選択肢を狭め、大きな意思決定を前にしたときの足かせになる。
「ローンのない状態で住宅ローンを組む」を目標に据えて、まず車を片付ける。この順番で動いています。車のローンを整理した後の次のステップとして、住宅ローン事前審査を4行同時に申し込んだ実体験も参考にしてみてください。月々の固定費全体を管理するには固定費の見直しで家計を改善する実践方法も役立ちます。