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マイホーム2026-04-25

頭金は物件の20%入れる|フルローンが正解と言われる時代に、あえて頭金を選んだ理由

物件価格4,500〜4,700万円のマイホーム購入で頭金を物件の20%(約900万円)入れる予定です。「低金利の今はフルローンが得」と言われるなか、なぜあえて頭金を入れるのか。投資との比較・暴落時のリスク・月々の返済額の差を実額で公開します。

「頭金を入れた方がいい?それともフルローンの方が得?」

マイホーム検討中の人なら、一度は迷うテーマだと思います。 最近は**「金利1%以下の今はフルローン一択」**という意見がネットでもよく見られます。確かに、住宅ローン控除や投資リターンと組み合わせれば、その方が金銭的には合理的なのも事実です。

それでも我が家は、物件価格の20%(900万円前後)を頭金として入れる予定です。 この記事では、その判断にいたった理由を、感情面とお金の面の両方から正直にお伝えします。

我が家のマイホーム計画(前提)

項目 内容
物件価格レンジ 4,500〜4,700万円(建売中心で検討)
頭金予定 物件の20%=900〜940万円
諸費用(200〜300万) 現金で支払い予定(ローンに組み込まない)
借入予定額 約3,600〜3,800万円
ローン形態 単独ローン(夫名義のみ)
金利タイプ 変動中心で検討

まず:「フルローンの方が得」という主張は正しいのか?

最近の住宅系YouTubeやブログでは、フルローン派の意見が主流です。 理由はシンプルで、こうした主張です。

  • 住宅ローン金利は変動で 0.4〜0.5%程度 と歴史的低水準
  • 同じ900万円を投資(オルカン・S&P500)に回せば、長期で年5〜7%のリターン
  • 住宅ローン控除(年末残高の0.7%)も借入額が大きいほど有利
  • 住宅ローンは万が一の時に団信で完済される保険でもある

金銭的なリターンだけを見れば、確かにフルローンが合理的です。 我が家もこの理屈は理解しています。それでもあえて頭金を入れる選択をしました。

我が家が頭金を入れる4つの理由

1. すでに資産の大半が「投資」に振っている

我が家は7年間インデックス投資を続けてきて、**すでに金融資産2,000万円超のうち、大半が投資信託(オルカン・S&P500中心)**です。

つまり、手元資金を「フルローンで借りて投資に回す」までする必要がもうない状態です。

頭金として入れる900万円は、もし投資に回せばリターンは見込めます。でも、

すでに投資比率が十分高い人が、さらに投資比率を上げる必要があるのか?

と問われると、答えは「No」だと判断しました。 ポートフォリオ全体で見たとき、不動産(自宅)という現物資産にも一定の重みを置く方が、リスク分散としては健全です。

2. 暴落時の「精神的負担」を減らしたい

これは数字には表れない、でも一番大きな理由です。

長期で見れば株式は右肩上がりですが、過去には -30〜-50%の暴落 が何度も起きています(リーマンショック、コロナショックなど)。

もし、住宅ローン4,500万円を抱えた状態で資産が半減したら?

冷静に「長期投資だから大丈夫」と言い続けられる自信が、正直あまりありません。 毎月の返済額が大きいほど、暴落局面の心理的プレッシャーは増します

頭金を入れて借入額を減らせば、月々の返済も下がる。 「家計に余裕がある状態」を物理的に作っておくことで、暴落時に「投資を売らずに耐える」判断がしやすくなります。

これは投資を続けるうえで、長期的にはむしろリターンを高める要因だと思っています。

3. 月々の返済額を「妻の収入なし」でも回せる水準にしたい

我が家は 単独ローン で組む予定です。 収入合算もペアローンも使いません(妻が育休復帰直後で社歴が短いため)。

→ 詳しくはこちら:住宅ローン事前審査の体験談|ネット銀行2行+地銀2行を同時に通した結果

単独で返せる額にこだわるなら、借入額そのものを抑えるのが一番シンプルです。 頭金を入れて借入を3,600〜3,800万円に抑えれば、月々の返済額は単独収入でも余裕で回せる水準になります。

4. 諸費用も現金で出す=「身の丈の家」を選ぶ覚悟

我が家は諸費用(200〜300万)も現金で支払う予定です。 全部ローンに組み込めば確かに楽ですが、それは「貸せます」と言われるだけの額を借りることになります。

頭金+諸費用合わせて 1,100〜1,200万円を現金で出せない物件は、そもそも我が家にとって身の丈に合っていない —— という判断軸にしています。

頭金を入れた場合の家計シミュレーション

ざっくり比較するとこうです(金利1.0%・35年・元利均等で試算)。

パターン 借入額 月々返済 総返済額
フルローン 4,500万 約 127,000円 約 5,335万
頭金20% 3,600万 約 101,600円 約 4,270万

月々の返済差:約25,400円。 これは子どもの習い事1〜2件、または投資の積立額にそのまま回せる金額です。

総返済額の差は 約1,065万円。 頭金として入れる900万円と比べて、利息込みで約165万円ほど節約できる計算になります(あくまで金利が35年間変わらない前提のシミュレーションです)。

変動金利の場合は将来上昇するリスクもあるため、金利が上がるほど「頭金を入れて借入を減らした効果」が大きくなる点も覚えておくと良いと思います。

それでも残る「フルローン派」の合理性は認める

正直に書きますが、金銭的合理性だけで言えばフルローンの方が有利な可能性は高いです。

  • 投資のリターンが住宅ローン金利を上回る前提が崩れない限り
  • 暴落時にも積立を止めず、淡々と続けられる人なら
  • 共働きで返済能力に余裕がある人なら

フルローンは合理的な選択です。 否定する気はまったくありません。

ただ、**「自分が暴落時に淡々としていられる人間か」を冷静に考えたとき、私は「半分くらいは怪しい」**と思いました。 だからこそ、最初から借入額を減らして、心理的余裕を確保しておく道を選びました。

まとめ:頭金を選ぶか、フルローンを選ぶかの判断軸

私の中での結論はこうです。

頭金を入れた方がいい人

  • すでに投資資産がある程度ある人
  • 暴落局面で冷静でいられる自信がない人
  • 単独収入でも返済が回る家計を維持したい人
  • 「身の丈」をはっきり意識したい人

フルローンの方がいい人

  • 投資資産がまだ少なく、これから増やしたい人
  • 暴落時にも積立を止めない強い意志がある人
  • 共働きで返済能力に余裕がある人
  • 住宅ローン控除を最大限活用したい人

どちらが正解、ではなく、「自分の家計と性格に合うのはどちらか」 が判断軸だと思います。

我が家は、お金の合理性より「安心して投資を続けられる環境を作ること」を優先しました。 9割の合理性を取りに行くより、10割の安心を取る方が、長く続けられる気がしています。


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サボテン|蓄財サボテン

中小企業のブルーカラー会社員。妻・娘との3人暮らし。特別な才能も高収入もないけれど、7年間地道に投資を続けて総資産約2,000万円を達成。世帯年収約800万円・共働き。現在はマイホームを探しながら、家計管理・NISA・iDeCo・住宅ローン戦略をリアルタイムで発信しています。

※ 本記事は個人の体験・見解に基づくものです。特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資の判断はご自身の責任のもとで行ってください。
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