WordPressからCloudflare Pagesに移行してサーバー代を月1,500円→0円にした話
月1,500円のレンタルサーバー代が0円になりました。WordPressからCloudflare Pagesへの移行で実際にかかった費用、使い勝手、デメリットまで実体験ベースで解説します。
この記事でわかること
ブログを開設して2ヶ月、レンタルサーバー代の年間コストを 10,786円から実質0円 にしました。
具体的には、ConoHa WING(WordPress)から Cloudflare Pages(Next.js構成) への移行です。非エンジニアの私が、Claude(AI)の力を借りて、実作業 約2日 で完了しました。
「サーバー代を浮かせる」ことが目的というより、「収益化までは時間がかかるブログ運営の中で、固定コストとサービス依存リスクを早めに潰しておく」 という判断です。今回は、その背景と実際の移行体験を書きます。
移行の前提:ConoHa WING ベーシック・初年度キャンペーン中
WordPressで運営していたときの構成はこうでした。
- サーバー:ConoHa WING(ベーシックプラン)
- テーマ:Cocoon(無料テーマ)
- 費用:年間10,786円(WINGパック・ドメイン代込み、初年度キャンペーン適用)
Cocoonを選んだのは、先輩アフィリエイターから「有料テーマでなくてもCocoonで十分戦える」と聞いていたからです。実際、機能面で困ることはありませんでした。
費用面で言うと、初年度はキャンペーン適用で実質月900円弱でしたが、2年目以降は通常料金で月1,500円近くになる予定でした。年間にすると約1.8万円。収益ゼロのブログにとって、この金額は地味に重いと感じ始めていました。
なぜこのタイミングで動いたのか:「内容が少ないうちに引っ越す」発想
移行を決めた最大の理由は、「収益化までは時間がかかるブログだから、内容が少ない開設直後の方が引っ越しが楽」 という考えでした。
一般的には、「ある程度ブログが育ってから移行を考える」人が多い印象です。でも、よく考えると逆なんです。
- 記事が増えれば増えるほど、移行作業が面倒になる
- アクセスが付いてからの移行はSEO評価のリスクも大きい
- 収益化前なら、止まっている時間があっても痛手は少ない
これは投資の世界で言う「埋没コストを早めに整理する」のと同じ発想です。今後増え続けるコストの構造を、負債が小さいうちに変える。蓄財ブログの管理人としては、自然な選択でした。
加えて、先輩アフィリエイターから「AI(Claude)を活用すれば、非エンジニアでもCloudflareのような海外サーバーへの移行が簡単にできる」 と聞いたのが、決断の後押しになりました。今までなら難しくて手を出せなかった構成が、AIの進化で現実的になった。やるなら今だと思いました。
無料ブログという選択肢を最初から外した理由
「コストを下げたい」となったとき、はてなブログやnoteのような無料ブログサービスも一応選択肢に入ります。でも、私は 最初から検討対象外 にしました。
理由は2つです。
① アフィリエイト運用に制限がある
無料ブログの多くは、運営側のポリシーでアフィリエイトに制限があったり、広告枠の主導権を運営側が持っていたりします。蓄財ブログという性質上、将来的にAdSenseやアフィリエイトを本格運用する前提で考えると、最初から制限のあるサービスを選ぶのは筋が悪い。
② サービス自体が終了するリスクがある
過去にも、人気のあった無料ブログサービスが突然終了してユーザーが移行に追われるケースは何度もありました。自分の記事という資産を、他人のビジネス判断に依存させたくなかった。
この2点を踏まえると、「自分のドメインで、自分の自由に運用できる構成」しか選びようがありませんでした。
Claudeに相談 → Cloudflare Pages + Next.js
具体的な移行先を決めるにあたって、Claude(AI)に相談しました。
なぜCloudflareを選んだかというと、「世界最大規模の安心感」 が大きかったです。Cloudflare自体は以前から名前を聞いていたサービスで、信頼性に不安はない。無料枠も広く、個人ブログ程度のアクセスなら十分カバーできます。
フレームワークは Next.js を選びました。これはClaudeが推奨してくれた構成にそのまま従った形です。Cloudflare Pagesと相性のいい選択肢の中で、Claudeが提案してくれたものを信頼しました。
非エンジニアの私が「Next.jsとは何か」「なぜAstroやHugoではなくNext.jsなのか」と細かく検討する余裕はありません。「信頼できるAIに技術選定を任せて、自分は意思決定とレビューに集中する」 というのが現実的な動き方でした。
移行作業のリアル:1日目で大体完成、2日目に細かい調整
実際の移行作業は、1日目で大体の形が完成、2日目に細かい調整 という流れでした。合計で約2日。これは正味の作業時間ではなく、休日を使ってまとまった時間を取った2日間のことです。
正直に言うと、全工程がわかりませんでした。Gitの使い方、ターミナル操作、ビルドの仕組み、デプロイの流れ。特定の何かに詰まったというより、ほぼ全部が初体験で、何をやっているのか細部までは理解できないまま進めたというのが実情です。
それでも進められたのは、Claudeへの質問の仕方が固まっていたからです。
典型的な質問パターン:
- スクショを撮って「これがこうなっている、どうすべき?」
ターミナルのエラー画面、ブラウザの表示崩れ、Cloudflareの管理画面など、見えているものをそのまま画像で送って状況説明を任せる - 完了したら「これで合ってる?」と確認
指示通りに作業した後、結果が正しいかをClaudeに判定してもらう
この2パターンで、ほぼ全ての場面を乗り切れました。「自分で技術を理解して進める」のではなく、「AIに状況を伝えて指示を仰ぐ」スタイルです。非エンジニアでもこのスタイルなら回せる、という実感を持てたのが、今回の移行の一番大きな収穫でした。
移行後の変化:速度・管理工数・コスト
表示速度:気持ち速くなった
体感としては「気持ち速くなった」レベルです。劇的に変わったわけではありませんが、Cloudflareのインフラに乗っている安心感はあります。記事数が増えても、サーバー負荷の心配がほぼない構成というのは精神的にも楽です。
管理工数:プラグイン更新の手間がなくなった
WordPress時代に地味に面倒だったのが、プラグイン更新とセキュリティ通知への対応でした。困っていたわけではないのですが、定期的に管理画面を開いて「ぽちぽち更新する」という1手間が必要でした。
Cloudflare Pages(Next.js構成)にしてからは、そもそもプラグインという概念がありません。セキュリティ面で気になることがあれば、Claudeに「この構成でセキュリティ的に気をつけることはある?」と聞けば、観点をまとめてくれる。プラグイン更新の代わりに、AIとの定期的な対話でカバーする運用になりました。
コスト:年10,786円 → 0円(ただしドメイン更新料は発生予定)
サーバー代に関しては、完全に0円 になりました。
ただし正直に書いておくと、ドメインに関しては今は無料ですが、年更新のタイミングで有料更新になる予定です。具体的な金額はドメインによりますが、年間数百円〜千円程度を見込んでいます。
タイトルで「月1,500円→0円」と書いていますが、これはサーバー代に限った話で、長期的には年に1度ドメイン代だけは支払い続けることになります。それでも、年間1.8万円が年間千円程度になれば、コストは20分の1以下です。
ビジュアルエディタからMarkdownへ:違和感はほぼなし
WordPressのGutenberg(ビジュアルエディタ)から、Markdownでの執筆に変わりました。
ここも一見ハードルが高そうですが、実際にはClaudeに記事の構成や本文を整えてもらってからMarkdownに反映するスタイルなので、エディタの違いはほとんど感じていません。「自分でMarkdown記法を覚えて手書きする」フェーズが、AIによってスキップされている形です。
これからやること:AdSense通過とコンテンツの上積み
当面は、このままCloudflare Pagesで運用を続ける予定です。
直近の目標は2つ。
- Google AdSenseの審査通過に向けて、サイト全体の品質を上げる
- 記事の上積みを継続する
サーバーやインフラに気を取られず、コンテンツ作成と読者への価値提供に集中できる構成になったのは、今回の移行の何よりの成果だと感じています。
まとめ|非エンジニアでも、AIがあれば動ける時代
要点を整理します。
- 移行前:ConoHa WING ベーシック・年10,786円(2年目以降は月1,500円相当に上がる予定)
- 移行後:Cloudflare Pages + Next.js・サーバー代0円(ドメイン更新料のみ年数百円程度)
- 判断のタイミング:開設2ヶ月、記事が少ないうち
- 作業期間:休日を使って約2日
- やり方:Claudeにスクショで状況を伝えて指示を仰ぐスタイル
- 無料ブログを選ばなかった理由:アフィリエイト制限とサービス終了リスク
「AI活用すれば非エンジニアでもこういう構成が組める」というのは、本当でした。同じように、固定費の重さやWordPressの管理に疲れているブログ運営者の方には、選択肢として知っておく価値があると思います。